ヒロシマ原爆の日

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本日8月6日は、全校生徒登校日です。それぞれの学年、午前中は夏期講習、午後からは『平和の集い』に参加しました。まず、オバマ大統領のプラハ演説をテーマにした英語エッセイコンテストの優秀者の発表とその表彰が行われました。最優秀賞作品は、本日来広のパン・ギムン国連事務総長に手渡されます。

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次にHOPEプロジェクト代表二口さんと、そのピアノ調律に携われた坂井原さんから『被爆ピアノ』についてのお話をして頂きました。

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また、本校を代表する3名の生徒がその『被爆ピアノ』による演奏を行いました。その美しい音色を耳に、平和の尊さに思いをはせない人はいないと思いす。その後、中庭の慰霊碑に生徒会役員が献花を行い、全校生徒で1分間の黙とうを捧げました。

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この中庭には、動員学徒として犠牲となった80余名の生徒と教師1名の名前が記された碑があり、左手の歌碑にはこうあります。

しづかなる 山のふもとの学び舎に 君をしのびて われはげむべし

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【原爆慰霊碑について】

 

 この慰霊碑は、1954年9月22日に建立されたものです。以前は、正門から入って右の塀に沿った位置にありましたが、今は中庭の中央の現在地に移されています。碑文には、八十三人の名前があり、その中の生徒七十人と教員一人は原爆ドーム近くの旧広島郵便局で被爆し、生徒十二人は爆心から一キロ余りの旧広島逓信局で原爆に遭ったことが分かっています。また、戦争中に亡くなられた生徒・教職員も合わせて合祀されています。なお、慰霊碑の左にある「しづかなる 山のふもとの学び舎に 君をしのびて われはげむべし」という歌碑は、大下学園祇園高校の生徒が、死没者の慰霊のために作った「しづかなる」という曲の歌詞で、以前は、慰霊式で歌われていたものです。